【シリーズ家を建てる④−1】玄関トイレLDKのこだわったところ解説【約30坪平屋ウッドデッキ13畳】

アウトドア・家

シリーズ家を建てるその4。

コンセプトは、

平屋で、ユニバーサルデザインで、アウトドアリビングのあるコスパ最高の冬暖かく夏涼しい高性能な家

を目指しています。

訪問看護ステーションでリハビリ職として働いている経験を活かしてユニバーサルデザインな家づくりをしています。

前々回は家全体のこだわりポイントについてお伝えしました。今回は各部屋、屋外・庭のこだわりポイントをお伝えします。
またしても長くなってしまったので分けました。今回は玄関・トイレ・LDKに絞って解説します。

これから家づくりをする人の参考になれば幸いです。

各部屋のこだわりポイント

まずは室内の各部屋のこだわりポイントを説明します。

玄関・ホール

玄関ホールの平面図
横から見た図 左側が突き当りのロッカー 右側がホールに入ってすぐの靴棚とコート掛け

まずは玄関です。

玄関ホールには収納スペースを設けました。
玄関は極力シンプルに観葉植物を置くくらいで物は置かず、収納スペースに集約する予定です。

収納スペースは、コート掛けと靴棚です。さらに突き当りにロッカーを造作で設置しました。

コート掛けは、その季節の羽織るものを一人一着かけられるようにして、お客さんが来た時もここにかけていただきます。

靴置きはかなり広めにとっていますが、そこまで靴が多い家族ではないので、色々と鍵などの小物も置くと思います。

一番奥のロッカーは家族4人1人一段使用し、バッグやランドセル、仕事道具などを置けるようにしてあります。コンセントも一段ずつ設置し、学校や仕事で使うパソコンやタブレットもバッグに入れたまま充電できるようにしてあります。
ここは子どもたちが散らかしそうな雰囲気がありますが、一番奥なのでお客さんからは見えないかなと思っています。

車椅子の出入りはウッドデッキから行うことを想定しているため、一般的な玄関です。

上棟式後に感じたことは「思ってたより狭い・・アパートの玄関みたい・・」です。
実際に立ってみないと、図面で見てただけでは分からないですね。
でも、玄関は通り抜けるだけなので生活の質には大きく関与するところではないし、他がその分広いということだし、まあいっか。いや良くないかな・・・どうしよ・・

トイレ

トイレ平面図
横から見た図

次にトイレです。

トイレは1坪。車椅子が入っても方向転換できる設定です。
介助者がしっかり入ることもできます。

出入りの開口幅は790mm。中が広いのでここまでの開口幅は必要なかったと言えばそうですが、楽に余裕をもって使えることに越したことはないです。

また、照明もこだわりました。
トイレは基本的にしっかり明るくなくていいと思っています。夜間に起きてきたときはなおさら暗めがいいです。目が覚めちゃうので。
そこで、便器の前方にコンセントを設けてそこに暗めのフロアライト(調光できるもの)を置く予定です。入り口の照明スイッチでコンセント自体のオンオフが出来るようにしてもらいましたので入ったところで操作可能です。
また、トイレまでの廊下には人感センサー付き足元灯を設置してます。

中は広いのでしっかりとした造作洗面台を作れました。掃除用具なども収納できます。
トイレによくついている手洗い場は指先しか洗えないような小さなものが多いですが、あれは洗い辛いのでちょっとなと思ってました。これならしっかり手首まで洗えます。
また、来客者に手を洗ってもらうのに洗面脱衣に入ってもらうのもちょっと嫌だなと思いました。
そこで当初は洗面所を玄関入ってすぐに設けようと思っていたのですが、トイレを広めに取るなら中へ入れて空間の効率化を図ろうという考えになりました。一緒にすることで誰かが洗面台を使っているときにトイレが使えないということが起こりますが、家族内なら洗面脱衣のところを使用しますので滅多にないことかなと思ってます。

リビングダイニングキッチン

LDK平面図 ※画像上部の物入より上は白で塗りつぶしてます

広々とした明るい空間にしたくて工夫してます。

まずは何と言っても連なった大きな窓。断熱性能を犠牲にしても日射取得でより暖かい家に。

外の南から見た立体図
2021.1.25日差しがいっぱい入りそう

夏はアウターシェードとハニカムブラインドで外部からの熱を入れず冷気も出さないように設計されてます。

大きな窓で外の庭までつながっているように見えるので相当開放的な空間になるかなと期待しています。

スタディコーナー、ワークスペースのカウンター

リビングとダイニングの間に位置するのがワークスペースのカウンター。
子どものスタディコーナー兼、私のブログ書いたりするところ。3人横並びに座れる設定です。

カウンターを横から見た図

パソコンやスマホ・タブレットを充電するためのコンセントをテーブル上に充実させてます。
また、収納は足元の棚に↓のようなパソコンラックを置く予定で普段はそこに収納します。

このワークスペースのカウンターは設置するか悩みました。
「広々とした空間」を目指していたので、その妨げになってしまうのではないかと。
でも、設計士さんから「空間を仕切るためにもあった方が良い。なにもないとのべーっとした空間になってしまう。」と話があり、また、LDK全体にわたって天井をシナベニヤで統一しているため「広々とした空間」は感じやすいとのことでした。
この辺の感覚は素人じゃ分からないところ。信頼できる設計士さんを頼るべきところだと思いました。

カズマコーナー

リビング北面にお仏壇とその両脇に可動棚を設置し、カズマコーナーを作りました。

お仏壇・神棚を横から見た図

お仏壇を真ん中にして、両脇はよく遊んでいたおもちゃなどの思い出の品や写真などを展示しようと思っています。
大好きなウルトラマンのフィギュアやすみっコぐらしグッズなどを並べたいです。

リビングに設置したのは、いつも一緒に居られると思ったので。

プロジェクター&スクリーン

横から見た図 ※カウンター下部がD300となっていますがD450です

我が家はテレビを置く予定はありません。
テレビは現在ほとんど見ていません。妻がたまに見るくらい。
見たいテレビもほとんどネット配信されるようになりましたし。
アマゾンプライムビデオやYouTubeは良く見ますので、それらが見られれば良いかなと思ってます。

そこでモニターはテレビではなくスクリーンとプロジェクターにすることにしました。
迫力のある大きい画面で、ダイニングやキッチンからも届くようにしたいと考えました。

スクリーン下の棚には上段にプロジェクターを、下段にサウンドバーを入れる予定です。

吊り下げ式ハンモック

掃き出し窓の脇に↓のような吊り下げ式ハンモックが吊れるようにしました。妻のたっての希望です。
庭を眺めたりスクリーンで映画を見たりくつろげる居場所です。

キッチン・カップボードは造作

キッチン
カップボード 引出棚のところは炊飯器置き その向かって右隣に冷蔵庫設置

悩みに悩んだ末、造作にしました。造作で作りたかった理由は

①ゴミ箱をシンクの下にしたかった
一番ゴミが出るのが食材の皮や包装紙が出るシンク周り。これまでの家ではゴミ箱が遠くて時間効率悪いは床は汚れるはで大変でした。
シンク下にあれば振り返ることなく直ぐに捨てられ、水がたれたりなど床の汚れも減ると思いました。
また、車椅子になっても作業やすい設計です。

②大きな食洗機にしたかった
システムキッチンの食洗機はどれも小さめで使い勝手が良く無さそうな印象でした。
また、食洗機が壊れた時にキッチンに付いている食洗機は外すのが大変らしく、ビルトインならそれを外して買えかえたり修理に出したり容易にできるとのことでした。
我が家では↓の食洗機をビルトインする予定です。

③既製品に見た目で気に入ったのが見つからなかった
既製品の表面の素材はプリントの木であることが多く、偽物感が拭えませんでした。
床や天井、ダイニングテーブルやカウンターなど室内すべてが本物の木を使っているため、プリントは特に目立ってしまい、浮いてしまうことが予想されました。

④長く使える耐久性
木とステンレスで作成するシンプルな造作キッチンなので耐久性は非常に高いです。
既製品ではプリントが剥げたり、重量があるものを入れるために引き出しが壊れたりすることが多いようです。
カップボードの上など木が汚れた場合はヤスリで削って再度ワックスをかけたりするなどのメンテナンスを行えば一生使えるということでした。

造作する上でこだわったポイントは

①前方のニッチ
壁を暑くしニッチを設けました。
カウンターの上には物は置かずにニッチ内に置くことで外から見て目立たないようにできます。
引き出しや下部の棚に物を置けば良いですが、すぐに取れるところに欲しいものも多いですので使いやすいんじゃないかなと思っています。
カウンターの上には観葉植物や↓のようなデバイスを置こうかと考えています。料理しながらレシピやYouTubeを見たりできます。
ちなみに、壁の反対側にも下部にニッチを設けて、ワインなどのアルコール類や小物をおけるようにしてます。

②見せる収納
棚には基本的に扉を設置していません。
人は何を持っているか全部覚えてられないので必ず目につくものばかり使います。
これまでも仕舞い込んで全く使わない皿がいっぱいありました。
そこで、扉をなくして棚の中がぱっと見渡せるようにしました。
また、きれいにしておかないと散らかり具合が丸見えなので、よりきれいを保つようにするのではと思っています。
↓のようなお皿で統一して食器がインテリアの一部として見える棚になるのが理想。

HASAMI PORCELAIN (ハサミポーセリン)|threetone【online shop】
HASAMI PORCELAIN (ハサミポーセリン)は、その波佐見焼の老舗商社・西海陶器と、L.Aを拠点するデザイナー篠本拓宏(tortoise)が共同で開発した世界照準のテーブルウェアです。プレート、ボウル、マグなどほぼすべてのラインナ...

③動線を意識した配置
料理中じゃない大人や子どもが料理中の大人に干渉しづらいように炊飯器や冷蔵庫はなるべく外に配置してます。
冷蔵庫を置く位置が決まっているためその横にコップ置きを作りました。

④コンセントの充実
キッチン側に2つ、カップボードに5つのコンセントを設けました。
キッチン周りは使う電化製品が多く、これまでの家ではタコ足配線ばかりになっていました。

⑤水切りラックは置かない(置く場所を作らない)
食器洗った後の水切りラックは置かないようにしました。
水切りラックは便利ですが、①収納が後回しになりだしっぱなしに、②汚れがたまりやすいポイントであり定期的な掃除が必要、③リビングやダイニングからも目立ってしまい生活感が出まくり、④置き場所を取る、というデメリットがあります。
水切りラックがなければ、洗う時に布巾をキッチンに敷いて、そこに並べた後拭いて収納まですぐにやってしまい、布巾は洗濯機へポイで完了です。洗濯物がちょっと増えることと毎回拭いて収納まで行うことが手間ですが上のデメリットをすべて解消できると思い、思い切って置かない設定にしました。

まとめ

今回は玄関・トイレ・LDKのこだわりポイントを解説しました。

こだわりは人それぞれなので、あまり参考にならないかもしれませんが、どなたかの参考になれば幸いです。

次回は残りの部屋や外についてこだわったところを解説できたらと思っています。

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