天使パパ会(zoom飲み会)に参加しました

日記

2021.2.6 東京の病院でお世話になったボランティアのシスター(チャプレンのような感じ)さんの企画で天使パパのzoom飲み会が開催されました。

この方には闘病付き添い中から夫婦共々大変お世話になっていて、カズマが旅立った後も連絡をくださり、同じ境遇のパパママとつなげてくれたりと本当に感謝してもしきれない方です。カズマの命日近くにも電話をくださいました。その時のエピソードはこちら↓。

はじめてのパパ会

これまでママを対象としたライングループや集まりの会などはよくあったみたいですが、パパを対象とした会は初めての試みとのことでした。

ルールは一つ、「奥さん子どもと離れて一人で参加する」

精神科の先生も加わってくださり、合計9名でお酒を飲みながらお話をしました。

みなさん共通して、友達にもなかなか亡くした子どもの事などを話すことができないということで、「思う存分子どもの事を話せる、子どもの自慢ができるこのような場は大変貴重ですね」と話していました。

あるパパさんが「男親だけで集まって盛り上がるのかな?と不安だったが心配する必要はなかったですね」と言っていましたが、普段話せない息子、娘の話ができる機会なので自然と口数が多くなりました。

誰かが思い出して泣けば、つられて他の人も泣く。
当時の辛い想いが分かりあえる仲間たちだからこその「共鳴」だと思いました。

天使パパあるある

主に、あるある話に花を咲かせました。

何年経っても納骨ができていないこと、子どもの物が捨てられないこと、子どもの夢をみたいのになかなか見られないことなど。

中でも印象的だったのはサブスクリプションサービスの終了ができないというものがありました。
カズマよりも大きいお兄ちゃんお姉ちゃんの場合、携帯電話やゲームなどに月額料金を支払っているものがありますが、電話番号が消えてしまったり、データが消えてしまうことが寂しくて解約できないと話されていました。お子さんがやっていたオンラインゲームをお子さんに代わってやり続けているパパもいらっしゃいました。

パパさんの一人が「ママは大丈夫?と妻の心配をしてくれる人はたくさんいるんですけど、俺は?って思うんですよね。俺だって辛いんですけど、男は我慢の文化だからね。」と話してくださり、みんなわかるわかるという感じでした。
シスターが外国のエピソードで「向こうでもパパのケアは少なく、みんな一人で車を運転しているときに泣いているという報告もある」との話に、「みんな一緒なんだな」と共感しました。

1人で参加というルールが良かったなと思いました。奥さんが居たら我慢して感情を出せない、意見を言えない人も多いと思います。

この会は定期的に開催し、参加者も増やしていこうという話になりました。

カズマが夢に出てきてくれました!!!

この記事を書いているのは4日後の2/10の朝ですが、カズマが旅立ってからはじめてカズマが夢に出てきました!

「子どもがあんまり夢に出てきてくれない」という話がありましたが、結構パパさんたちのあるあるでした。私も一度も出てきてくれていませんでした。

パパの一人が、「夢にはなかなか出てきてくれなくてもいつでもここに(胸に)いるから大丈夫」とお話されていて、確かにそうだなと思いました。
会いたい気持ちが強くて夢に出て欲しいという気持ちになるので、そんなときは以前の研修会でこどものちからの井上さんに言われたことを実践するのも良いかなと思いました。

最後に精神科の先生が「試しに今日はみんなで寝る直前に夢に出てきてくれるように念じてみましょうか」と提案してくれてやってみました。
翌日、私も含め他のパパさんのところにもお子さんたちは出てこずに「子どもたちみんなでボイコットしようと話し合っているんじゃないか」という話になりましたが、その後毎日やってみたところ数日経ってカズマが来てくれました!

夢の内容は、

登場人物は覚えている限りだと私と妻と息子と知らない若い男性医師。
場所は病院の廊下なのですが、見たことのない場所(廊下の床材や壁の感じは群馬の病院に似ている?)でした。
私も妻もこの後息子が亡くなることを知っていて、過去へ戻ってきているイメージでした。医師は少し離れたところで微笑んでいます。
息子は何も知らない様子で、笑いながら廊下にあるショーケースの中を覗き込んでいます。
私と妻はアイコンタクトを取りながら、代わる代わる何度も何度も抱きしめました。
息子は抱きしめられるたびに「なんだよー、どうしたの?」と言いつつ笑顔で喜んでいました。

その瞬間「これは夢で、やっとカズマが夢に出てくれた!」という思いと一緒に目が覚めました。

今朝は本当にいい朝になりました。

出てきたカズマはちょうどこのくらいの頃の太っちょカズマでした

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天使パパの一人が取り組んでいるプロジェクトです。
障がいがあっても、高齢になっても、闘病中でも家族みんなで旅行ができるって素晴らしいです。
このプロジェクトは是非とも成功して欲しいなと思っています。

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