【祥月命日②】カズマの命日とユリナの運動会と自宅の解体

日記

2020.10.11
カズマの祥月命日には色々とイベントが重なりました。

お墓参り

昨日からの雨がカズマパワーなのか止んでくれました。

10日土曜日に行われるはずだったユリナの運動会が台風の影響で翌日曜日にずれたことで、カズマの命日と被ってしまったため、朝早くにお参りしました。

お参りの時はいつもお墓の下に居るカズマのお骨を感じながら話しかけます。

ユリナの運動会

ウルトラマンガイアを持ってカズマと一緒に応援しました

またしてもカズマパワーか、どんどんと天気がよくなり、運動会日和となりました。
厚着をしていってしまったためダラダラ汗を流しながらの観戦でした。

去年は10月5日に行われ、ユリナの応援にカズマも行くことができました。
前日は「行きたくない」と話していたのに、朝になって「行く」と。体調はけっして良くない状態でしたが、頑張って妹を応援していました。
その時いただいたメダルを気に入り、最期の時までずっと首に下げていました。

その時の日記はこちら↓

今回の運動会は来場者も制限され演目もいつもより少ない状況でした。

ユリナはカズマと一緒で声は大きいけど足は遅いです

ユリナのクラスの番になり、走る順番を待つ間に一昨年のカズマの時の事を思い出していました。

一昨年のカズマとこの日のユリナは同い年。誕生日が一緒なので月齢もほぼ一緒。

一昨年のカズマのかけっこはとても見応えのあるものでした。
スタートラインについた4人のうち、カズマは誰よりも大きい声で返事をして、合図とともに勢いよくスタート。
最初の直線で一瞬で最下位に。その後もみるみるうちに引き離されていきます。
最後のコーナーでは断トツ最下位からの転倒!
会場から拍手の応援をいただきながら感動のゴール!
泣かずに笑顔でテープを切りました。
「転んでもカッコイイ」素晴らしい走りでした。
この時もらったメダルも本当にうれしそうで、ずっと宝物になっています。

ユリナの走る番になり、ユリナも大きい声で返事をします。
男の事と女の子が入り混じる5名で走り、やっぱり最下位でした。
一番小さいし、ちょこちょこ走る姿がなんともかわいらしかったです。(親バカ)

カズマのクラスのかけっこ&組体操

カズマのクラスは年長さんになり、一番大きいお兄ちゃんお姉ちゃんクラスです。
5歳・6歳のお友達はみんなとても大きくなっており、カズマもこのくらい大きくなっているのかなと思うと、急に涙があふれてきました。

妻は始まる前に席を立ち、どこかへ行ってしまい見ていません。辛くなるのが分かっていたようです。

私は普通に応援するつもりで残って見ていたのですが、応援どころではなく、マスクで必死に涙を隠すのが精一杯でした。

呼ばれるわけないのに「アオキカズマくん!」と呼ばれ、「はい!」と大きな声で返事をするカズマを想像しては失望感に追い打ちをかけられ、もうどうにも涙が止まりませんでした。

ユリナの演目になっても立ち直れず、妻に心配されながら遠くでユリナを見守り、先に車へ戻りました。

自宅最期の日 大切な思い出をありがとう

この日はもう一つとても大きなイベントが重なっていました。

それは、自宅の解体です。

妻の実家に住んでいましたが、かなり古くなり、住むことに支障をきたし始めたため、建て替えることになりました。
解体が始まるのがこの翌日から。
このカズマの命日が自宅の形が残る最後の日です。

カズマが産まれてからの思い出が詰まっている我が家です。

最後の片づけを終えて、何もなくなって広々とした部屋を見ると、寂しさがこみ上げてきました。

玄関で天井を見上げながら空虚感に浸されていたところ、妻が私の実家から帰ってきました。

ほとんど自分からしたことなんてないのですが、この日一日通しての感情からたまらなくなり、妻を抱きしめながら引き付けを起こすほど泣きました。妻も一緒になって泣いてくれました。

この間のシスターから聞いた話がそうさせたのかもしれません。やはり、これまで自覚はあまりなかったのですが感情にふたをしていたようです。
そのふたが抜け、感情がすべて解き放された感がありました。

その後落ち着きを取り戻し、全ての部屋を忘れているものがないかチェックしながら、一部屋一部屋に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えて周りました。

たくさんの大切な思い出をありがとう。

帰り道、カズマとユリナにおもちゃをいっぱい買って帰りました。

カズマの命日のプレゼントとユリナに運動会がんばったねプレゼント

これからしばらくの間、カズマと最期の10日間を一緒に過ごした実家に間借りします。

色々なことがあったカズマの命日は泣きっぱなしの一日でした。

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