【祥月命日①】カズマが旅立って1年。今思うこと。

日記

2020.10.11 カズマが旅立ってちょうど一年。

忙しい毎日に追われあっという間に過ぎ去ったようにも感じ、

同時にカズマがいない時間が永遠のようにも感じ、

「もう一年か」という気持ちと「まだ一年か」という気持ちと両方が混在しています。

カズマが旅立って半年経ったころも同様の感覚をブログでお伝えしていましたが、この感覚はずっと続いていくのかと想像しています。

カズマが居なくて寂しい気持ちは収まるどころか強まっているように感じます。
カズマが旅立ってからの日々が募れば募るほどそう感じるのかもしれません。

旅立って半年頃まではカズマの写真を見ることが辛いと感じることは私はなかったのですが(妻は辛くてみられないことが多かったですが)、最近になって辛いことがあります。
Googleフォトを利用していますが、「去年の今日」とか「2年前の今日」とかを提示してきて流してくれるサービスがあり、それを見ることが辛くて開けないことも多々あります。
たまに開いては寂しさが止まらなくなり泣いてしまうこともあります。最近涙もろいです。

久しぶりに東京の病院に来てくれていた有名シスターとテレビ電話で話しました。
この方は長年にわたっていくつかの病院にボランティアで通って患者さんやご家族のお話を聞いてくださる外国人のシスターです。うちの夫婦は何度もお話を聴いてくださり大変お世話になっていました。

シスターから「この一年どうでしたか」と連絡をくださり、夫婦でお話を聴いてくださりました。
今の気持ち、寂しくて仕方がない気持ちとこの経験を活かして誰かのお役に立ちたい気持ちなどを話しました。
シスターからのお話の中でとても印象的だったのが「いっぱいいっぱい悲しんでいっぱいいっぱい泣いた方が良い」というものでした。
以前、お子さんを亡くされたあとすぐにボランティア活動など精力的に頑張られたママさんがおり、その方はお子さんを亡くしてから10年後に寂しさが抑えられなくなってすべての活動をやめてしまいしばらく落ち込んでしまったというお話でした。

フロイトは喪の仕事の説明の中で、「喪失した対象に対して心的エネルギーを注ぎ込み続けることでしか喪の仕事を完遂することはできない」と話されていますし、キューブラー・ロスも「悲嘆の中にこそ生に向かって回復する力がある」と話しています。

シスターのお話から、悲しい気持ちに蓋をすることなく悲しみ尽くすことが天使ママ天使パパができる大切なことなのだと再認識しました。

私はカズマとの闘病や看取りという経験を活かすことを考えることで感情に蓋をしてしまっていたところがあったのではと思いました。それをシスターは感じて話してくださったのではないかと思います。
最近になって写真を見て泣いてしまうようになったのは、改めてカズマに向かって心のエネルギーを注いでいるのかもしれません。これまでは何かしたい気持ちを優先して勉強したり資格とったりそちらの方にエネルギーを注ぎすぎていたのかもしれません。
時間がかかるとは思いますが喪の仕事もちゃんと完遂したいと思いました。

カズマの初めての祥月命日にはいろいろなことがありました。
長くなってしまったのでそのことはまた次回に書きたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

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