死と生を考える 第4回
このシリーズでは4歳で旅立った息子が教えてくれたこと、死生観や人生観について考え、発信していきます。
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第4回の今日は「残された時間など考えることなく今を精一杯生きる」について考えます。
今回は小説「優しい死神の飼い方」知念実希人著を題材にしています。
人生の終わりに後悔すること
多くの人が死ぬ間際にした後悔よりやなかった後悔をする。
動けるうちにもっと色々挑戦すればよかった、もっと冒険しておけばよかったと思うそうです。
残された人生の時間はわからない
人生の残り時間は誰にもわかりません。
たくさん健康診断に行ったらわかるというものでもありません。
「動けるうちにもっと」と後悔するということは「まだ動けるから大丈夫」と先延ばしにしてきたということでしょう。
人生はいつ終わるかわからないけど必ず終わります。
じゃあどうするか。
「いつかやる」はやらない
「いつかやる」フォルダを作っていませんか?
それは結局やりません。
そして最期を迎えたとき、「もっと冒険すればよかった」に繋がります。
私もいつかやるフォルダ作ってます。
「いつかアフロにしたい」大学生のときに言った言葉ですが結果やってません。
大学生の時がむしろやりやすいタイミングだったのに。
「世界一周旅行」これも大学の時ですね。すぐやっとけばよかったなあ。
思いついたが吉日ですぐ行動できる人こそ後悔が少ないのだと思います。
余命2年という考え方
がんの宣告をされたあとや大病を患ったあとに人生が一変し偉業を成し遂げた方々がたくさんいます。
これは残りの人生を精一杯生きようと心に決めたからではないでしょうか。
現在余命宣告もされておらず、大病にもかかった経験がなくても、この死生観を持つことができる方法として今「余命2年」ですと宣告されたことを想像してこれからの2年の計画を立てるという方法があります。
第して「余命2年ワーク」。
↑こちらの本を参考にしてますが、「余命2年ワーク」は私が勝手に作りました。
今、余命2年の宣告がされました。
あなたはこの2年間どう生きたいですか?
やりたいことをリストアップしてみてください。
たくさん思いついたでしょうか?
2年間のうちにやらないとならないと考えればすぐに行動しないと間に合いません。
「お父さんとお母さんに育ててくれてありがとうを伝える」
すぐやりましょう。
「こども達に愛していることを伝える」
すぐやりましょう。
「世界一周旅行」
すぐに休みを計画し行ったことない国へまずは1つの国から始めてみましょう。
それが本当にやりたい大切なことであれば「思いついたらすぐ行動」ができるようになると思います。
残されたときの中を精一杯生きるだけ
冒頭で紹介した作品の中で死神は
「命の長さに選択権はない。人間にできるのは残された時間の短さを嘆くのではなく、残された時の中を精一杯生きるだけだ。」
と話します。
今健康そのものだったとしても結局はこれなんだと思います。
終りが見えていないだけですでに余命なのです。
この余命を精一杯生きるだけです。
人間は何かを残そうとする生き物
作品の中で死神は人間のことを
「死ぬまでに何かを残す行動こそ人間がこの世に存在する意義」
と話しています。
そしてその過程で魂が磨かれるとのことです。
死んだとしても何か残ればそれが生き続けます。
「人間は二度死ぬ。一度目は肉体が滅びたとき、二度目は忘れられたときだ。」
死んだあとも残る何かを残すための活動は、結局本人が本当にしたいことなんじゃないでしょうか。
余命2年ワークでリストアップされたものを見てみてください。
死んだあと、残るものが入っていませんか?それがとても大切なことではありませんか?
自分に当てはめてみると「入院付添パパママ応援キッチンカーの仕組みが全国に展開すること」「死生観を持つことの大切さを息子のがんばりを通してたくさんの方に知ってもらえること」などがそれにあたるかもしれません。
残り時間など執着することなく、お互い残りの人生を楽しく精一杯生きましょうね。
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