カズマが旅立った時ユリナは2歳。
カズマがお空に行っちゃったことは分かっていてお空に向かって話しかけたりします。
この間放映されたNHKのテレビ内でもユリナが「カズマはお星さまになったんだよ」と話しているところが使われていました。
たまにお空を見ながら「どうして帰ってこないのかなぁ」と言ったり、お仏壇の前の写真を見ながら「動くカズマに会いたいな」と独り言を言っています。
これまで、「カズマはお空に旅立ったんだよ」とか「お月様のところにいるよ」などあいまいな表現で伝えてきたこともあり、「死」ということを本当の意味で理解はしていないのではないかなと思いました。
3歳ですから無理もないですが。
カズマから教わったこと
私はカズマから、最愛なる息子の死から「目一杯生きる」ことの大切さを教えてもらいました。
息子を看取るということを体験するまで、死というものがどこか遠い存在のような気がしていました。
だれもが必ず亡くなるのに、自分や家族など身近な人はそうは亡くならない(80歳くらいまで普通に生きる)と思っていました。
死を意識して生きるという事は自分の人生を目一杯生きるためにとても大事なことだと思います。
ユリナが自分の人生を目一杯生きられるためにも「死」ということは誰にでも訪れるということをちゃんと伝えてあげないといけないと思いました。
それがカズマのためだとも思います。
優しいお兄ちゃんでしたからユリナのためになるのであればうれしいと感じてくれていると思います。
カズマは死んじゃったんだよ
カズマ帰ってこないね
カズマは死んじゃったんだよ。わかる?
え、、かわいそう、、、
そうだね。でも誰でもみんな死んじゃうの。おばあちゃんも死んじゃったでしょ?
パパも、ママも、ユリナも、みーんな死んじゃうの。
じいじも?くんちゃん(祖母)も?
そうだよ。じいじやくんちゃんはパパやママよりもっと早く死んじゃうかもしれない。
なんで?
歳をとってるから。パパやママよりおじいちゃんでしょ?
ユリナは一番ちっちゃいから一番長く生きるかもね。
でもどうなるかは分からない。
車にひかれて死んじゃったり、カズマみたいに病気になって先に死んじゃうかもしれない。
なんで?
なんでみんな死んじゃうの?
決まっていることなの。誰もがみんな死んじゃうんだよ。
だから、毎日いっぱい好きなことして生きるの。
好きなこと、楽しいこと、幸せなことを毎日して生きていくんだよ。
カズマもいっぱいいっぱいがんばって毎日楽しく生きたからかっこよかったよね。
死んじゃったらカズマが待ってるよ。
お空の向こうの世界で。
そっか。じゃあ遊ぼ!
ちゃんと伝わったかはわかりませんが、これからも繰り返し伝えていきたいと思います。
昨晩、寝る前のお仏壇の前での挨拶が少し変わりました。
「カズマ、ユリナ死んだら写真の向こうのカズマに会いに行くね」
ちょっとだけでも「死」ということが伝わったかなと思います。
死ぬまでにやりたいことリスト
死の瞬間、少しでも後悔を減らすために、目一杯生きるために死ぬまでにやりたいことリストを作りました。
・毎日家族にありがとうと大好きを伝える
・日本一周&カズマの闘病中にお世話になった方へのお礼参り
・カズマの本を出す
・小児医療センターのきょうだいさん預りボランティア&キャンプイベント定期開催
・病院の駐車場でおにぎり&スープ屋さん
・自転車で1週間のロングキャンプツーリング
・ユリナと2人で登山&キャンプ
最近は本当に「毎日楽しんだもの勝ちだな」と思っています。
未来のために我慢することは必要最低限にして(未来のためになることも楽しんで)、毎日を充実して生きていけたら悔いはないと思います。
今は新居の内装や外構のことを考えるのが楽しくてやめられません!
また色々できてきたら紹介させてください!
コメント