今、毎日新居の事を考えていて、楽しくて仕方ないので、記事にもしたいと思いました。
すでに、図面が完成し(外構はまだ)、契約直前、地鎮祭直前ですが、記録の為にも順を追って書いていきたいと思います。
どんな考えのもと、どんな過程で進めてきたかをシリーズとして書いていきますので、これからお家を建てる方の少しでも参考になれば幸いです。
まずは、どんな家にしたいか、その話し合いの記録です。
概要
まず、我が家の現在の環境について説明します。
・群馬の田舎暮らし
・もともと農家で土地持ち
・現在の持ち家が老朽化により存続困難に
・持ち家が大きく使っていない部屋が多数
・家族構成は現在3人 30代夫婦+3歳(子どもはもうひとり欲しい)
持ち家か、賃貸か、マンションか、戸建てか、建売か、注文住宅か、、、色々と選択肢があると思いますが、以上の環境から注文住宅を建てることにしました。
所有している土地が売れるような土地ではなかったので費用面を考えても一番合理的な選択かと思っています。
リフォームも考えましたが、理想とギャップがありリフォームでは埋められないと思い却下しました。
理想のおうち
注文住宅を建てる!と決まった後、まずは私と妻とそれぞれが求めるこだわりについて話し合いました。その時に実際に上がったこだわりを挙げてみます(実際にGoogle Keepでお互い挙げたもの)。
多いので読み飛ばしてください。
- ユニバーサルデザインにしたい(明日家族が車イスになっても住めるように)
- 廊下幅は90㎝以上。曲がり角があるなら100㎝以上。廊下はできる限り少なくしたい
- 各部屋のドアの有効開口幅を90㎝以上の上吊り引き戸
- 玄関近くにトイレ
- トイレは広く2畳 トイレの中にある程度しっかりした洗面台
- トイレの近くに寝室
- 広いウッドデッキスペースで手軽に庭キャン テント常設
- ウッドデッキにアウトドアリビング
- ウッドデッキにコンクリートでスロープ(1/12勾配)つける 車から軒の下を通って来れるように配置
- 薪ストーブ
- 平屋でこじんまり住みたい
- 子どもへや×2。4.5畳くらい
- 書斎(3畳ぐらい)
- 寝室6畳くらい
- LDKを広く
- LDKに収納がほしい(掃除道具や書類置きなど)
- ワークスペース兼スタディスペースをリビングに
- リビングにハンモックつるす
- リビング近くにお仏壇+カズマのスペース(2畳くらいの個室にするかリビングの中にするか悩み中)
- テレビは無しでプロジェクター
- 色はシンプルに白黒木目のみ
- コンクリートの庭にバスケットゴール
- 玄関はスマートロック、家の中もスマート家電
- 玄関にコートかけやバッグを置きたい
- 寝室はホテルみたいなのがいい(明るくなくて良い)
- 造作キッチン。食洗機付き
- 造作洗面台(カウンター伸ばして洗濯畳むスペースにするか?別にカウンター付けるか)、室内干し
- ファミリーウォークインクローゼット 4畳くらい
- 窓大きい。か、窓多い。カーテンでなくブラインドカーテン?
- 脱衣所の隣にウォークインがいい。
- キッチンにカウンターをつけて、そこで食事
- 玄関後ろは壁にしたい
- テレビは壁につける。テレビをつけるためだけのちょっとした壁をつけるのも良い
- 観葉植物おきたい
- 和室4.5じょう?
- 掃除道具収納(コンセントも)
- ロールスクリーン(洗えるもの)ブラインドカーテン
- 断熱気密性重要!
- 魔法瓶浴槽
子どもは高校卒業とともに巣立ってもらう
お互いのこだわりを挙げていったことでどんな家にしたいかを整理できたのでその後がスムーズになった気がします。
思いついたら共有しているGoogle Keepのメモに追加していく方法をとったので話し合いもスムーズでした。
話し合った結果、絶対に譲れない大きな方針としては、
・ユニバーサルデザイン(家族が車椅子になっても暮らせる)
・アウトドアリビング(広い屋根ありのウッドデッキ)のある家
・平屋でこじんまり(最終的に夫婦のみで住むことを想定)
私が作業療法士というリハビリ職ということもあり、車椅子生活の方を良く見ているというのと、息子が闘病(闘病記録はこちらから)したことをきっかけに人生何があるか分からないという思いもあり、ユニバーサルデザインにしたいと思いました。自分が車椅子になるだけでなく、子どもがそうなることもあると思うとそうなってから対処が難しい家にはしたくないと考えました。
我が家はキャンプ好きなので、お外が大好きです。
アウトドアリビングをメインリビングにしたいと思っています。
妻はこれまで無駄に広い家に住んでいて家事が大変だったと話していました。
そこで平屋で必要最低限の大きさの家に住みたいとのこと。
私も今の世の中2世代で暮らすことはないと思うと、広い家は必要ないなと思っていたので賛成しました。
情報収集 家を建てる前に家についてのお勉強
人生で一番高い買い物になる「家」。
ハウスメーカーや工務店さんに任せっきりにするのは怖いと思いました。なにせあちらも商売なので。
そこで、家についての勉強から始めました。
YouTube
今の世の中、調べようと思ったら情報いくらでもすぐに見つかりますね。
たった5~10年前だったらここまでの情報は簡単には得られなかったと思います。
特に目覚ましいのがYouTube。YouTubeは学校だなと思います。
それぞれのスペシャリストが講師となり、動画作成をしてくれています。
まるで東進ハイスクールみたい(凄腕講師がテレビで授業してくれる仕組み)。
しかも無料。
家のことを何も知らない私はすべてが目から鱗。
特に参考にさせてもらったチャンネルは以下です。(これ以外にもたくさん参考にさせてもらいましたが、中でも特に参考になったものを載せています)
家の性能について
住宅ローンなど支払いについて
インテリアについて
書籍
YouTubeだけで十分勉強になるのですが、そこで紹介されていた以下の本も読みました。
勉強して得られたこと
勉強した内容についてはここでは書ききれないですし、まとめられないですが、勉強したことでこれから家を建てていくにあたってどうしていくかの方針が定まりました。
高性能な家に住みたい!
「高性能な家」とは、夏涼しくて、冬暖かい家を指しています。
これまで住んできた家は夏暑くて、冬寒いのが当たり前でした。
それは仕方がないことだと思っていましたが、実は家の性能を高めることでかなり違ってくる部分であることが分かりました。
そのために大事になってくるのが「高断熱・高気密」。そして「日射取得と日射遮蔽」。
このあたりは上で挙げたYouTubeでも詳しく説明している動画がたくさんあります。
「パッシブハウス」で検索して勉強してみると良いと思います。
そこで、方針としては
断熱性能の目安としてHEAT20のG2グレード以上(うちの地域ではUa値0.34以下)、気密を表すC値は0.5以下(最低でも1以下)、そして日射取得と日射遮蔽を効率よく行える家
と決まりました。
また、ちゃんと計算をして、ちゃんと測定している工務店を選ぼうと決めました。
ちなみに、某大手(多分最大大手)のハウスメーカーにUa値やC値の質問をしてみたところ「そのあたりはあまり気にしなくても十分良い家を作りますよ」と濁されました。
コストを抑えたい!
ただ、高性能な家と言ってもお金がめちゃくちゃかかってしまうのでは建てられません。
全室エアコンとか暖かいでしょうが、そんなのはお金がかかりすぎるので嫌です。
勉強していく中でコストには家本体の最初にかかるお金(イニシャルコスト)だけではなく維持費(ランニングコスト)や修繕費(メンテナンスコスト)を考えていく必要があることが分かりました。
ランニングコストとしては電気代や燃料代など、特に暖房にお金がかかるようです。
暖房費を安くするために大事なのは日射取得、高断熱、高気密(つまり高性能な家)。イニシャルコストが少し増えてもランニングコストで十分元が取れればOK。(このあたりの計算もYouTube学校の先生方の動画を参考にすると一年でどれだけランニングコストが違ってくるかがわかります。)
また、一番エネルギー効率の良い暖房器具はエアコンということがデータで明らかになっています。なので暖房器具はエアコン中心に考えました。
メンテナンスコストとしては、外壁の修繕、エアコンなど電化製品の修理・買い替えなどが主だったところです。
外壁はサンディングが一番お金がかかるようです。コーキング工事が定期的に必要になります。外壁塗装が定期的に必要な材質のものもコストが高くなります。
また、冷暖房に特殊な機械を使っていたり、その工務店やそのメーカーじゃないと取り扱いが出来ないような製品を使っているとメンテナンスの度に高額のお金がかかる恐れがあり、注意が必要と学びました。
そこで方針は、
エネルギー効率の良い家、特殊な機械を使わずにメンテナンスがなるべくかからなくてすむ家
と決まりました。
冷暖房計画をしっかりしている工務店を選びたいと思いました。
まとめ どんな家にしたいのか
理想の家と工務店の条件
以上の話し合いの元、私たちの理想の家が決まりました。
そのための工務店の条件としては
群馬県内の大手ハウスメーカー、工務店、設計室のオープンハウスやモデルハウスなど、いろいろ見学やお話に行き、見つけました。
子育て世代の家設計室さんです。
ここまで読んでめちゃくちゃ宣伝ぽい内容の記事になってしまいましたが、宣伝がしたくて記事を書いたのではないです。
大変お世話になっているのでお礼も兼ねてブログで名前を載せたいと社長さんに話したら快くOKしてくださったので載せさせていただきました。
社長の小暮さんはYouTubeもやっていて上でも紹介させてもらいました。
小暮さんもキャンプなどのアウトドアが趣味なので、「こんな家にしたい!」というのをすぐに理解してもらえ、さらに色々提案してくださったので本当にありがたかったです。
群馬で高性能な注文住宅を考えている方は候補に入れてみてください。特にアウトドア好きの方はぜひ。
モデルハウスに行ってみると性能も体感できます。特に冬に行くと良いかもしれません。暖房なしでも暖かいのがわかります。
まとめ
今回は「どんな家にしたいのか」ということをまとめました。
それぞれの家庭で置かれている環境や価値観が全く違うと思いますが、まず「どんな家にしたいのか」の話し合いと工務店選びは重要だと思います。先に紹介したYouTubeでも「工務店選びで家づくりの大方が決まる」と話されていました。
最初の記事からめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、これからもシリーズとして書いていきたいと思います。
次の記事では間取り図を載せてこだわったポイントなどを解説できればと思っています。
また、着工が来週からですので、実際に建っていく様子を写真たくさん使って説明していけたらと思います。
だれかの家づくりの参考になれば幸いです。
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