スマホを見ながら食べる。
ラジオを聴きながら流し込む。
「お腹が空いたから食べる」のではなく、時間が来たから食べる。
多くの人がそうだと思います。
しかし、たった48時間食べないだけで「食べる」の意味がまるで変わります。
目の前にごちそう、でも食べられない
今週、48時間のファスティングをしました。
暴飲暴食が続いていた。一度リセットしたかった。
ところが、キッチンカーの運営をしています。
断食中なのに目の前には自然栽培米のおむすび。具だくさんのスープ。さばのココナッツカレー。
スパイスの香りが容赦なく鼻に入ってくる。
「もう食べちゃうか」
何度もそう思いました。
でも「最後までがんばろう」と踏みとどまった。
口にしたのはミネラル入りの水と自然塩だけです。
一口のスープで世界が変わった
48時間後。回復食としてコンソメスープの上澄みを飲みました。
たった一口。
それだけで「満足」したのです。
ものすごく深い味わい。
他の五感が強制的にシャットアウトされ、味覚だけに集中させられる感覚。
スープが体に浸透していくのまで感じました。
普段の食事ではスマホを見ながら食べていた。
味なんてほとんど感じていなかったと思います。
断食前と断食後で、同じ「食べる」がまったく違う体験になった。
赤ちゃんに戻るプロセス
ファスティング中、体に面白い変化が起きます。
・2日目に水様便が出る
・胃腸の粘膜が生まれ変わろうとする
・回復食は重湯やお粥から始める
ポッドキャストの収録中、ふと気づきました。
「水様便だし、これから離乳食みたいな回復食を食べるし、これ赤ちゃんみたいじゃん」
実際にそうなのです。
回復食のステップは赤ちゃんの離乳食とほぼ同じ。
鈍った味覚がリセットされ、お米の一粒に感動する。
これは刺激に慣れきった大人の感覚が「子供の感性」に戻っている状態です。
鈍感の悪循環、敏感の好循環
食べることに鈍感な日常は、こんな流れを生みます。
味をあまり感じない
↓
量で満たそうとする
↓
暴飲暴食
↓
さらに感覚が鈍る
ファスティングはこの流れを逆転させます。
一度リセットする
↓
一口で満足できる
↓
「食べられること」自体に感動する
↓
食事が丁寧になる
順番が逆なのです。
「丁寧に食べよう」と意識するのではない。
感覚をリセットするから、結果的に丁寧になる。
もちろん持病のある方や体調に不安がある方は無理に行う必要はありません。
「食べる」を取り戻す
ファスティングは「食べない修行」ではありません。
「食べる」を取り戻す儀式です。
48時間が難しければまずは一食だけ抜いてみる。
そのあとの一口にスマホを置いて集中してみる。
それだけで十分です。
食べられることは当たり前ではない。
その感覚を思い出すだけで毎日の食事が変わります。
息子は抗がん剤の影響で全く食べられない時期も多かった。
食べられるって幸せなことなんだと思わされました。
大切な食事を価値あるものにしたいですね。

1日半何も食べられなかった一馬。アンパンマンポテトを1個半食べられました。
追伸
最後までお読みいただきありがとうございます。
私は息子の死をきっかけに人生を色濃くするため「挑戦する」ことを意識して生きています。
その挑戦を忘れないために「勇気が出るラジオ」というポッドキャストを相方の宮島えりかとやっています。
今回のファスティングもそのポッドキャストでお話してますので良かったら聴いてください。
今回のファスティング、妻には「なんでやるん。良いよ太ってても。おかずが減らないから食べてよ」と言われました。
嬉しいような困るような複雑な気持ちでしたが、こういう反応も含めて面白い体験でした。
次は18時間のプチファスティングをたまにやってみようと思っています。
空腹時はミネラル入りの水と塩でかなり我慢できることが分かったので。
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